Portfolio

Nishinokinryo Shuzo

Location

Region: Shikoku
Prefecture: Kagawa

Originally a family in the indigo dye trade dating back to 1658, the Nishinokinryo brewery was founded in 1789 across from the Kotohira Shrine in Kagawa Prefecture.  Within the brewery grounds stands guard a 900 year old camphor tree that folklore shares was the daily resting place for the Kotohira Tengu.  Nestled amidst the Sanuki Plains and the Shikoku Mountain Range, Nishinokinryo has access to the high density rice output of the area and the pristine water resulting from the Hirota river water system.  It is said that the temperature variability between day an night allows for ample cultivation of high quality rice.  Nishinokinryo has been using locally cultivated Sanuki sake brewing rice varieties since the Edo era; Ooseto and Sanukiyoimai.

寛政元年(1789年)創業 讃岐、金刀金比羅宮御神酒醸造元 清酒 金陵 心をこめた酒造り 清酒金陵は、寛政元年(1789年)八代嘉右衛門が金比羅山の麓で酒造りを始めたのが第一歩です。 以来、金陵は、讃岐の金刀比羅宮の御神酒として地元の人々や金比羅での方々に広く親しまれ愛飲され続けています。 品質一筋220余年の歴史で培った伝統の技、心を継承しより多くの人々に喜んでいただけるよう日々切磋琢磨しています。

歴史 酒名「金陵」は、江戸時代儒教学者 頼山陽先生が琴平を訪れた折にこの地が中国の古都金陵(代々王発祥の地南京)を思わせるものがあるとして琴平の地を金陵と読んだのに由来する命名である。 琴平に鶴羽屋という酒造家があり、これがのちに「羽屋」次に「鶴田屋」となり延宝8年(1680年)羽屋平右衛門の名が、金刀比羅資料の中に出てくる。寛政元年(1789年)阿波の小松島の藍商である第8代西野が、讃岐金比羅大権現に参詣し、さくら屋で宿泊した。その折酒造株の売りがあるのを聞き、交渉の上、鶴田屋の株を買収し酒造を始めた。そもそも西野家は、万治元年(1658年)創業というから約350年の歴史がある。 初代の西野嘉右衛門(かえもん)が阿波で染料の藍の商いを始めたのが起こりだ。この実業はその後代々引き継がれるが、安永8年(1779年)7代目嘉右衛門が阿波芝生で酒造業を兼営するようになる。 寛政期になると気象土壌に恵まれた阿波藍の声価は諸国に定着し、西野家の「上野屋」は関東を地盤とした商いも軌道に乗り、財力、豪勢な商いは「阿波大尽」とまで謳われ、苗字帯刀を許されていた。そこで8代目が経営の多角化を図って琴平でも酒造業を始めた。 本店を琴平に置き酒類部の統轄は高松本店で行い、営業網として四国6支店を、中心に岡山支店、洲本支店、東京、大阪各営業所を置き、一方化学品事業部は大阪本店で統轄、東京、大阪、名古屋支店、北陸営業所、上海事務所でそれぞれ営業活動を行っている。 醸造元と問屋をかねる強みを生かして地道な販売活動通じて自醸酒清酒金陵を育て上げている。

仕込みの水 八幡の恩湧(やはたのおんゆ)
八幡の恩湯 多度津町葛原(たどつちょうかずはら)葛原八幡神社(かずはらはちまんじんじゃ)の深い森と涸れることのない泉を指して「葛原は森八町、池八町」と呼ばれていた。旧伊予街道と交差している旧善通寺街道のすぐ東側に位置する。殿涌(とのゆ)、鬼涌(おにゆ)、血涌(ちゆ)の3つの湧き水があった。この出水は900年を越える歴史があります。その中のひとつの湧水をわけてもらって八幡の恩湧と命名。 八幡の森の一本一本の木々が根を張り保水し八幡の恩湧を支えている。四国巡礼のお遍路さん達がここで一息の休息を求め、手足を清め喉を潤し手いる姿が思い浮かぶようです。弘法大師が築いた日本一の溜池満濃池(まんのういけ)を源とする金倉川(かなくらがわ)の伏流水と象頭山(ぞうずさん)(金比羅さん)から弘田川水系の伏流水、2つの水流が出合って湧水となっている。硬度6前後の中硬度の良水として湧き出ています。 米は日本酒の唯一の原料であり、米と酒の品質との関係もまた重要なものです。 水を日本酒の父とするならば、米は日本酒の母といえるでしょう。讃岐平野は全国一、日照りが多く、降雨少なく、気候温和にして災害少ない、排水良好な土質で米の栽培に適しています。四国の北限にあることから四国山脈により切断され、昼夜の温度差が大きく、密度の濃い充実した米が収穫されます。西野金陵は江戸時代からこの良質米で「讃岐のこんぴら酒」を造り続けてきました。全国には、山田錦に代表される酒造りに適した酒造好適米があります。私たちは、地元にこだわり讃岐産酒米「オオセト」と新しく誕生した「さぬきよいまい」という2品種を中心に清酒金陵を醸し続けています。